「もう無理。仕事行きたくない。でも今休んだら次のボーナスはいくら減るんだろう…」
「ボーナスがなくなったら、住宅ローンや子どもの学費が…」
体も心も悲鳴をあげているのに、「ボーナスが減る恐怖」に縛られ、無理な出勤を続けていませんか?
こんにちは、なすです!
私も約20年公務員として勤める中で、中間管理職の重圧からストレス障害になり、療養休暇から休職に入った経験があります。そのとき一番胃が痛かったのが、「次のボーナス(期末・勤勉手当)はどうなる?」ということでした。
住宅ローンのボーナス払いや子どもの教育費を抱えていると、どのくらい減額されるか見えないことがものすごい恐怖ですよね。
結論からお伝えすると、病気休暇や休職に入っても、いきなり次のボーナスがまったく無くなるとは限りません!
公務員のボーナスは「期末手当」と「勤勉手当」の2つに分かれており、休んだ日数やタイミングによって計算のルールが決まっています。
この記事では、病気休暇や休職でボーナスが具体的にどう減額されるのか、その計算の仕組みと支給目安、そして「ボーナスが減っても生活を破綻させないための生活防衛策」を分かりやすく解説します。焦って無理に出勤してしまう前に、まずは心を落ち着かせるお守りとして読んでみてくださいね。
💡 この記事でわかること
- 病気休暇・休職時のボーナス支給目安早見表
- 公務員のボーナスを構成する「期末手当」と「勤勉手当」の計算ルール
- 【状況別】病気休暇・休職でボーナスはいくら残る?実例シミュレーション
- 手取り激減を防ぐ!ボーナスから引かれる「税金・社会保険料」の落とし穴
- ボーナス激減の不安から心と生活を守る2つの生活防衛策
結論:病気休暇・休職時のボーナス支給目安早見表
公務員のボーナス(期末手当・勤勉手当)は、「6月1日」と「12月1日」の基準日に在職しているかどうか、そしてその直前6ヶ月間にどれくらい勤務していたかで決まります。
まずは、休んだ期間ごとの大まかな支給イメージを早見表で掴んでおきましょう(※一般的な地方公務員・国家公務員の標準的な目安です)。
| 療養・休職の状況 | 期末手当(基本分) | 勤勉手当(勤務実績分) | ボーナス全体の手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 病気休暇(〜90日) | 満額支給(減額なし) | 休んだ日数に応じて日割り減額 | 普段の約7〜8割 |
| 休職 1〜3ヶ月程度 | 期間に応じて一部減額 | 勤務実績分が大きく削られる | 普段の約4〜5割 |
| 基準日前6ヶ月すべて休職 | 支給なし(0円) | 支給なし(0円) | 0円 |
このように、「休んだらボーナス無し」ではなく、過去半年間に働いた実績や在職期間に応じた分は支給される仕組みになっています。

私自身も減額はあったもののボーナスが振り込まれて助かりました
なぜ減る?公務員のボーナスを構成する「2つの手当」の計算ルール
公務員のボーナスがひとくくりで計算されない理由は、「期末手当」と「勤勉手当」という性質の異なる2つの手当が合算されているためです。
📌 公務員のボーナスを構成する2つの手当
- 期末手当:在籍していればもらえる「基本給」のような手当
- 勤勉手当:勤務実績や成績に応じてもらえる「業績給」のような手当
この2つの手当の違いを理解すると、「なぜ休むと減るのか」「どれくらい残るのか」がハッキリ見えてきます。
① 期末手当:在籍していれば「病気休暇中」は減額されない!
期末手当は、「その基準日(6/1または12/1)に公務員として在籍しているか」を重視する手当です。
- 病気休暇(療養休暇)中:なんと「勤務したもの」とみなされるため、満額支給されます。
- 休職中:休職期間に応じて「期間率(在職期間の割合)」が掛け算され、休んだ月数分だけ減額されます。
② 勤勉手当:病休・休職ともに「休んだ日数」に応じて削られる
勤勉手当は、「基準日までの半年間で、どれだけ職務に従事したか」を評価する手当です。
そのため、病気休暇であっても休職であっても、実際に勤務しなかった日数分(除算日数)が差し引かれます。長期間療養に入ると、この勤勉手当の割合が大きく削られることになります。
【実例シミュレーション】病気休暇・休職でボーナスはいくらになる?
「実際に自分の手取りがいくらになるのか」をイメージしやすいよう、標準的な40代公務員(普段の額面ボーナス約80万円、手取り約65万円のケース)を例にシミュレーションしてみましょう。
パターンA:直前の半年間で「病気休暇を2ヶ月(60日)」取得した場合
- 期末手当:満額支給(100%)
- 勤勉手当:休んだ2ヶ月分が除算され、約60%程度に減額
- 支給額の目安:額面 約60万〜65万円(普段の約7.5〜8割)
病気休暇の範囲内(90日以内)であれば、期末手当が満額残るため、思っている以上にまとまった金額が振り込まれます。
パターンB:病気休暇からそのまま「休職に入り3ヶ月」経過した場合
- 期末手当:休職期間に応じて約50〜70%に減額
- 勤勉手当:勤務日数が大幅に不足するため、ほぼ0〜わずかな支給
- 支給額の目安:額面 約30万〜40万円(普段の約4〜5割)
休職に切り替わると勤勉手当が大きく削られますが、期末手当の一部が残るため、完全にゼロにはなりません。
パターンC:基準日までの半年間丸ごと休職していた場合
審査対象となる6ヶ月間(12月〜5月、または6月〜11月)に一度も勤務実績がなく休職していた場合、期末手当・勤勉手当ともに計算割合がゼロとなり、ボーナス支給は0円になります。
【要注意】ボーナスから引かれる「税金・社会保険料」の落とし穴
「減額されても数十万円はもらえるんだな」とホッとした方に、1つだけ絶対に注意してほしい点があります。
それは、「支給額が減っても、所得税や社会保険料(共済組合掛金)は引かれる」ということです。
休職中の月給と同じく、ボーナスからも共済組合掛金(健康保険・厚生年金)や所得税が天引きされます。
たとえば、普段の手取りが65万円の人が、減額によって額面30万円になった場合、そこから社会保険料や税金が引かれると、実際の口座振込額は20万円前後まで落ち込みます。
「額面の半分」だと思って住宅ローンやカードのボーナス払いをあてにしていると、手取りベースで計算が狂ってしまうため、必ず普段の4割程度の手取りで見積もっておくことが大切です。
💡 休職中のお金と手続きのリアルをもっと詳しく知りたい方へ
休職中に口座から引き落とされる税金・社会保険料の実態や、病気休暇90日後の全手順についてはこちらの記事にまとめています👇




ボーナス激減の不安から「心と生活」を守る2つの生活防衛策
とはいっても、ボーナスが減る現実を知って「やっぱり無理してでも出勤しなきゃ」と思ったかもしれません。
ですが、心が限界を迎えているのに、目先のボーナスのために無理をして出勤し、取り返しのつかない重症になってしまうのが一番危険です。
私自身、減収の恐怖に震えながらも立ち止まることができたのは、「ボーナスに頼らない家計」と「給料以外の資産という逃げ道」を作っていたからでした。
📌 ボーナス減の不安を消す生活防衛の2ステップ
- 「ボーナス払い」に依存しない家計ラインを作る(固定費の徹底見直し)
- 新NISAを活用し「心の逃げ道(資産)」を積み上げる(自動積立)
STEP1:毎月の「生活防衛ライン」を徹底的に下げる
まずやるべきは、「ボーナスが入ることを前提とした家計」から脱却することです。
住宅ローンや固定費の見直しを行い、毎月の通常手取りの中だけで生活が完結する仕組みを作れば、ボーナスが半分になろうが0円になろうが、家庭が揺らぐことはなくなります。
わが家は子ども3人を抱える5人家族ですが、固定費を徹底的に削り、「1日8,000円ルール」を確立したことで、減収時でも心穏やかに療養に専念することができました。
▼ 5人家族でも無理なく回る「1日8,000円ルール」と固定費削減法
日々のやりくりに追われず、減収に負けない家計の土台を作る具体的な方法はこちらで詳しく解説しています👇


STEP2:公務員の強みを活かして「心の逃げ道(資産)」を作る
固定費を浮かせることができたら、その浮いたお金を新NISAに回し、「自分の代わりに働いてくれる資産」を育てていきましょう。
「いざとなったら数年間ボーナスがゼロでも、資産を取り崩せば家族を守れる」という安心感は、職場での理不尽やプレッシャーに対する心の逃げ道になります。
「いま休職中でそんな気力がない…」という方は、いま無理に投資を始める必要はありません。まずはゆっくり休んでください。
そして、少しずつ体調が回復して「将来のために、ボーナスやお給料以外の逃げ道を作っておきたい」と思える元気が出てきたら、スマホでできる積立投資の準備を始めてみてください。
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私が15年間コツコツ積み上げ、5,100万円の資産を築いた具体的な実践手順や、公務員と非常に相性が良いSBI証券と楽天証券の比較はこちらで詳しく解説しています👇




※投資信託等の金融商品は元本が保証されているものではなく、相場変動により損失が生じるおそれがあります。お取引の際は各証券会社の契約締結前交付書面や目論見書等をよくお読みの上、ご自身の判断と責任で行ってください。
まとめ:ボーナスよりも「あなたの心と命」が最優先
今回は、公務員の病気休暇や休職によるボーナスの減額ルールと、生活を守るための防衛策について解説しました。
- 病気休暇(〜90日):期末手当は満額、勤勉手当のみ日割り減額(手取りは約7〜8割残る)
- 休職中:休んだ期間に応じて期末手当も減額、勤勉手当は大幅減
- 基準日前半年間丸ごと休職:ボーナス支給は0円
- 手取り計算の注意:税金や共済掛金は引かれるため、手取りは「普段の4割程度」と低めに見積もる
- 最大の解決策:固定費を削って生活防衛ラインを下げ、新NISAで資産(逃げ道)を作っておく
ボーナスが減るのは確かに痛いですし、不安になる気持ちは痛いほど分かります。
しかし、減額されたとしても、公務員には休職給や傷病手当金といった強力なセーフティネットが用意されています。
お金の心配は、固定費の見直しや資産形成といった「正しい知識と仕組み」でいくらでも後からカバーできます。しかし、限界を超えて壊れてしまった心と体は、元に戻るまでに膨大な時間がかかってしまいます。
どうぞ「ボーナスのために」と無理をして出勤することはやめて、まずはご自身の体と心を最優先にいたわってあげてくださいね。応援しています!
※本記事は筆者の地方公務員としての実体験および一般的な地方公務員給与条例・人事委員会規則に基づき解説しています。期末・勤勉手当の除算期間計算や支給割合等の詳細は自治体・任命権者ごとに異なる場合がありますので、正確な試算についてはご自身の職場の総務・給与担当課へご確認ください。





