仕事のオンオフの切り替えが下手。
自分をこう考えている人、多いんじゃないでしょうか。
公務員の仕事って、どれだけ真面目にやっていても、理不尽な住民対応や上司からの急な指示、終わらない書類の山で、頭の中がパンパンになってしまいがちです。
家に帰っても職場の嫌な場面が浮かんできて落ち着かない。そんなときに私が長年頼りにしてきたのが、「サウナ」でした。
私がサウナに通い始めたのは、もう10年以上前のことです。ですが、最初から「心を整えよう」なんて目的を持っていたわけではありませんでした。
この記事でお話しすること
- 「座るだけで痩せる」と信じていた10年前の勘違い
- サウナの消費カロリーと「体重1キロ減」のからくり
- ドラマ『サ道』で知った、本当の「ととのう」入り方
- 40代公務員が実感する、サウナのメリットとデメリット

「サウナ」ホントおすすめです!でも、あまりに人にすすめると「サウナハラスメント」だそうです。。
※この記事では「サウナ」を推奨していますが、あくまで個人の感想で「サウナハラスメント」ではありませんのでご了承ください。
「座るだけで痩せる」と信じていた勘違い
私がサウナに通い始めた最初のきっかけは、「ダイエット目的」でした。
30代に入って少しずつお腹周りが気になり始めた頃、「サウナは座っているだけで大量の汗をかいて、勝手にカロリーを消費できるらしい」と何かで知ったからです。
実際、サウナに入った後に体重計に乗ると、何百グラム、下手をしたら1キロくらい体重が減っています。
「おお、座ってただけなのに1キロも痩せた!」
数字として目に見えて減るので、痩せた気になってました。
当時の私はサウナの正しい入り方を知らなかったので、とにかく「汗を出すこと」だけに必死でした。
| 当時の私の間違ったルーティン |
|---|
| サウナで汗をかく → 水風呂に飛び込む → 休憩せずにすぐサウナへ直行 → 水風呂 → またすぐサウナへ直行…… |
水風呂から上がったら体を拭く間もなく、すぐに次のサウナ室へ戻るというストイックすぎる無限ループです。今振り返ると、ただただ心臓を酷使していただけでした。
消費カロリーの真実と「体重1キロ減」のからくり
通い続けてしばらくしてから知ったのですが、サウナの消費カロリーは、私の期待とはかなり違っていました。
実際のところ、サウナに入っているときの消費カロリーは、普通に座って安静にしている状態とそれほど大きく変わりません。1回(10分〜15分程度)で消費されるエネルギーは、せいぜい数十キロカロリー程度です。
体重が1キロ減る本当の理由
サウナから上がった瞬間に体重が減っているのは、脂肪が燃焼したからではなく、単に体内の「水分」が汗として外に抜けただけです。脱衣所を出て給水機で冷たい水をゴクゴク飲めば、減った分の体重は綺麗さっぱり元の数値に戻ります。
「脂肪が減ったわけじゃないのか」と知ったときは少し苦笑いしましたが、それでもサウナ通いをやめる気にはなりませんでした。
体重計の数字は元に戻るとしても、大量の汗を流した後の「体が軽くなる感覚」や「さっぱりする爽快感」は本物だったからです。



それでも体重は減らしたい。。。
ドラマ『サ道』で知った「休憩」の衝撃
そんな自己流の入り方を何年も続けていたある時、世の中に大きなサウナブームがやってきました。
そのブームの火付け役となったドラマ『サ道』を観たとき、少し衝撃を受けました。
「えっ、水風呂のあとにベンチで座って休むのが一番大事なの……?」
それまでの私は「サウナ室」と「水風呂」を往復するばかりで、「休憩(外気浴)」なんて完全にすっ飛ばしていたからです。
たしかにサウナに行くとたくさんの人が外のイスに座ってぼーっとしています。
半信半疑のまま、いつもの銭湯へ行ってドラマ通りの手順を試してみました。
サウナでしっかり温まり、水風呂で火照りを冷ましたあと、露天スペースにある椅子に深く腰掛け、壁に頭を預けて目を閉じてみたんです。
すると、数十秒経ったあたりから、頭の中が「ほわほわ〜」として、手足の先まで温かい血流が一気に駆け巡るような不思議な感覚に包まれました。
「これが『ととのう』ってやつか……!」
その瞬間、昼間に職場で上司から言われた嫌味も、片付かなかった決裁文書のことも、月曜日の心配も、頭の中から綺麗さっぱり消し飛んでいました。ただただ、心地よい脱力感と静けさだけが身体を満たしていたんです。
この感覚を覚えてからは、サウナは私にとって「ダイエットの場所」から「職場の記憶を消すための避難所」へと変わりました。


形から入って気分を上げる「サウナハット」の密かな楽しみ
サウナ通いを続けていると、(特に若い男性たちが)フェルトやタオル地の帽子(サウナハット)を被ってサウナに入っているのをよく見かけるようになりました。
実は私も持っています。ただ、毎回きっちり持参するかというとそんなことはなくて、正直なところ「使うのは2回に1回、半分くらい」です(笑)。
頭や髪を熱気から守ってくれてのぼせにくくなるという実用的な良さも確かにあるのですが、ぶっちゃけた本音を言えば、「被るだけでなんだかサウナ通になった気がする」「見た目に玄人感が出て、ちょっと若者ぶれる」という心理的な満足感が半分以上を占めています。
少し目深に被れば、周囲の人の視線や薄暗いサウナ室の気配がほどよく遮断されて、一気に自分の世界に集中できるのも気に入っている点です。
ウール(フェルト)素材はお手入れに少し気を使いますが、吸水性に優れたコットンツイル地や綿素材なら、銭湯から帰った後に洗濯機へ放り込んでそのまま丸洗いできるので扱いがとても楽です。
「自分はまだ初心者だし…」と気後れする必要はまったくありません。形から入って気分を上げるのも立派な楽しみ方のひとつです。
頭部の熱をしっかり遮断し、目深に被って自分の世界へ没入できる深型設計。使った後は洗濯機でそのまま洗える、実用性と扱いやすさを兼ね備えた1枚です。
公務員が知っておくべきサウナのメリットとデメリット
10年以上サウナと付き合ってきた経験から、デスクワークや対人ストレスで消耗しがちな公務員にとってのメリットと、気をつけたい注意点を整理してみました。
| 実感しているメリット | 知っておくべきデメリット・注意点 |
|---|---|
| 思考の強制停止 熱さと冷たさの刺激により、仕事の不安や雑念を物理的に考えられなくなる。 | 体力と水分の消耗 無理をして長居すると、翌朝に強い疲労感やだるさが残ってしまう。 |
| 深い睡眠が得られる 自律神経が刺激され、帰宅後は布団に入った瞬間に泥のように眠れる。 | 血圧への急激な負荷 40代以降は特に、急な水風呂によるヒートショックに注意が必要。 |
| 圧倒的な安上がり 気乗りしない職場の飲み会(5,000円)に比べ、数百円〜千円前後で圧倒的な幸福感が手に入る。 | 「ととのわなきゃ」の罠 ブームに縛られて「ととのう」まで無理に水風呂や外気浴をするストレス。 |
特に気をつけたいのは、「無理をしないこと」です。サウナの目的は我慢比べではなく、あくまで自分の心身を緩めることにあります。「今日はサウナ室が熱いな」と思ったら5分で出てもいいですし、水風呂が冷たすぎるならぬるめのシャワーで済ませても何の問題もありません。
週末に職場のモヤモヤを消す、手軽な逃げ道
公務員として働いていると、真面目な人ほど「週末も仕事のことが頭から離れない」「月曜日のことを考えて日曜の夜に眠れない」という状態に陥りがちです。
頭の中だけで「仕事のことを考えないようにしよう」と念じても、脳は勝手に不安を探しに行ってしまいます。だからこそ、熱いサウナと冷たい水風呂、そして外気浴という「物理的な刺激」を使って、強制的に頭のスイッチを切り替えるのが一番手っ取り早いのです。
目の前に危機があると、将来の危機に目が向けてる余裕がなくなるみたいです。
リビングでできる軽い運動も頭を切り替えるのに役立ちますが、平日の夜や休日の昼下がりにふらっと銭湯に寄り、大きなお風呂とサウナで脱力する時間は、何物にも代えがたい贅沢だと感じます。
家計に無理のない数百円の出費で、職場の重圧からそっと心を避難させる。そんな「自分だけの安上がりな逃げ道」を持っておくことは、組織にすり減らずに長く働き続けるための知恵だと思っています。
👇体を動かして頭のモヤモヤを消す習慣としては、リビングで手軽にできるリズム運動についても以前の記事で書いています。


👇また、まとまった休みが取れたときに、温泉と静かな空間で心身を徹底的に整えた宿泊記はこちら。











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