「休職に入ったものの、毎日何をすればいいのか分からない…」 「ただ横になっているだけで、時間が過ぎていくのが怖い…」
公務員の休職直後は、これまで忙しく働いていた反動や焦りから、「正しい休職期間の過ごし方」に迷ってしまう方がたくさんいます。
ですが、休職中で最も重要な目的はたった1つ。 「仕事の存在を頭から完全に消し去り、心と体を回復させること」です。
今回は、私が実際に休職期間を過ごす中で感じた「やって本当によかったこと」と「やらなきゃよかった(後悔した)こと」を実証リストとしてまとめました。
今まさに休職中で不安なあなたが、少しでも肩の力を抜いて前向きに過ごせるヒントになれば幸いです。
⭕️ やって本当によかったことベスト5
まずは、私のメンタル回復を劇的に早めてくれた「やってよかったこと」です。
1. 「仕事のこと」を一切考えない仕組みを作った
これが圧倒的第1位です。 仕事のメールや書類はもちろん、職場のチャットツールの通知を切り、関連するアプリもスマホの画面から消去しました。 「仕事の悩みを解決しよう」とするのではなく、「仕事という概念そのものを人生から一時的にログアウトさせる」ことが、一番の薬になります。
2. 朝、太陽の光を浴びて近所をぶらぶら散歩した
「どこかへ出かける気力はないけれど、部屋に閉じこもっていると気が滅入る…」 そんな時は、朝の涼しい時間に近所を5分〜10分散歩するだけで十分でした。太陽の光を浴びることで幸せホルモン(セロトニン)が分泌され、荒れていた自律神経が少しずつ整っていくのを実感しました。
3. 「好きなこと・趣味」に没頭する(小さなワクワクを集める)
映画を観る、ゲームをする、読書をする、美味しいものを食べるなど、何でも構いません。「生産性」や「意味」を求めるのをやめて、自分の「好き」だけに時間を使うことで、「自分らしさ」を取り戻すことができました。
4. 睡眠時間を削らず、眠くなったら寝た
「昼間に寝たら夜眠れなくなるかも…」という心配は一回捨てましょう。休職初期の脳や体は、想像以上に疲れ果てています。体が眠りを求めているときは、罪悪感を持たずに泥のように眠るのが正解です。
5. 「未来の楽しそうな選択肢」をリサーチした
少し気力が湧いてきたら、転職サイトを眺めたり、新しいスキルや趣味について調べたりしました。 「復職できるか」という過去や現状の不安ではなく、「これからどんな生活をしようか」という未来の選択肢を広げる作業は、前向きなエネルギーを与えてくれました。
❌ やらなきゃよかった(後悔した)ことワースト3
逆に、「これをやっていた時期は回復が遅れたな…」と反省したことです。
1. 職場の人間関係や「たら・れば」の反省会
「あの上司のあの発言が許せない」 「もっとうまく立ち回っていれば休職せずに済んだのに…」 ベッドの中でぐるぐると過去の反省会をするのは、「心のエネルギーをドブに捨てる行為」でした。過去と他人は変えられません。思い出しそうになったら「はい、終了!」と強制的に思考を切り替える練習が必要です。
2. SNSで他人のキラキラした活躍やニュースを見続ける
X(旧Twitter)やInstagramで同世代の活躍や、社会のニュースを見続けると、「自分だけが取り残されている」という猛烈な焦りが襲ってきます。休職初期は思い切ってSNSから離れる「デジタルデトックス」をおすすめします。
3. 「早く治さなきゃ」と期限を決めて自分を追い詰める
「来月には復職しなきゃ」「復職プログラムを計画通り進めなきゃ」と焦れば焦るほど、体調は悪化します。休職は「予定通りに進まなくて当たり前」。治るスピードは人それぞれなので、期限を設けて自分を追い詰めるのはやめましょう。
休職中にしっかり休んで心が少し回復してきたら、ぜひ「お金の不安」とも向き合ってみてください。
制度の罠を知り、備えをしておくことが最大の心の安定に繋がります。公務員が休職した時の給料のリアルについては、以下の記事にすべてまとめています。

💡 今のあなたへ伝えたいメッセージ:「休むこと」も立派な仕事
休職に入ったばかりの頃は、「自分は何も生み出していない」「社会の役に立っていない」と自分を責めてしまいがちです。
ですが、どうか知ってください。 今のあなたにとっての「最大の業務」は、「全力でダラダラして、心身を休ませること」です。
仕事を一切考えず、好きな動画を見て、好きなものを食べて、泥のように眠る。 それは「サボり」でも「逃げ」でもなく、あなたが元気になるために必要な「正しい療養」なのです。
罪悪感はすべてゴミ箱に捨ててしまいましょう。 仕事の代わりはいくらでもいますが、あなたの人生の代わりはどこにもいません。 今はただ、自分を一番に甘やかしてあげてくださいね。
【免責事項】
※本記事は筆者個人の実体験に基づくコラム・アドバイスです。病状や回復のペースには個人差がありますので、実際の過ごし方や活動範囲については、主治医の指示や指導に従ってください。
